「キサキ~ッ」 「えっ何?!」 咲子が顔を赤くして走ってきた。 「楢橋が喋ったの!」 「あ…そうなんだ」 「それでッ!そのコトバがね!!!」 「が?」 咲子は廊下中に聞こえる、耳が痛いほどの大声で言った。 「キサキはどこだーーーーっ??」