「いやー、ついに本音出したね楢橋!」 ヒャヒャヒャと嫌な笑い声を出す。 「なんで知ってんの」 いやあね、そう言いながらあたしの両肩に手をのせる咲子。 「楢橋に告白したコがフラれたじゃん?そのコに聞いた★」 「へえ…」 咲子にまで話知れ渡ってるんだ… 「まさか」 咲子があたしの表情を感じてか、小さな声で聞いてきた。 「楢橋に告られたとかはないよね?」