「そうそうオレら、二人に今日の理科は第二理科室って言いに来たの。ハイ、プリント持ってゴー」 圭斗くんはそう言うと、二人と一緒に教室を出て行った。 少しばかり、教室の外がざわつく。 「第二理科室か。あと3分しかないし行く?」 咲子の言う通り、あと3分でチャイムが鳴ってしまう。 …なんかまだシンデレラを演じてる気分。