「いやー、あれは絶対アタシらが優勝だったね!!」 プンプン口をとがらせ、トゲついているのは咲子。 強豪運動部員のような完全なる熱血ぶり。 「でも負けたんだから、仕方ないよ」 咲子を手におえないあたしの代わりに、愛ちゃんがなぐさめてくれてます。 そう、あたしたちは負けた。 5クラス中2位。 普通なら喜んでいいところだけど、1位との差がたった2点っていうのが皆きにくわないらしい。