劇と平行して、合唱も頑張ってきた。 だから絶対優勝できるはず。 ―指揮者が舞台の前に立って、ピアノ伴奏がピアノの前に座る。 二人が目を合わせた瞬間、曲が始まった。 そしてあたし、いや、あたしたちも大きく息を吸って、歌い出した―――