「シンデレラにしません?」 「ラブストーリーじゃん(怒)」 「違うよ佐藤。そりゃラブもあるけど、そこにギャグ的要素入れたらいい話じゃん。しかもギャグギャグ言ってるのあんただけだし。」 「……。」 急に黙り込んだ佐藤くんに、咲子は「勝った」という顔で胸をはった。 「シンデレラだと、お客さんも内容がわかってて見やすいし、基本的なストーリーはあるから台本も書きやすいと思うんだよね。どう」