健に嫌われる事が怖くて、入院の事は言えなかった。


彼の父親が、精神病患者である限り、健は私の病気を理解しようとは、しないだろう。


健は、


゛健常者と障害者″


自分では、気付いてないだろうけど、差別をしている。


゛私だって、健常者でいたかったよ…″


誰だって、好き好んで、障害者になったりしない。


みんな、それぞれ事情があるんだ。


私の事情は…


゛健、あなたを気が狂う程、愛してしまったこと…″


『ねぇ、それって…罪なことですか…?』