私は、いつも通りに健斗を保育園に預け、仕事をしていた。



もうすぐ仕事が終わる…と、いう時に携帯が鳴った。


表示を見ると、『健自宅』。



………………??



不思議に思いながらも電話を取る。



「もしもし。」



「もしもし。りんちゃん…??」



おばちゃんだ!



「はい。どうしたんですかー??」



「あのね。…健が呼んでるから、今から来てくれない??」



「は…い。わかりました。」


私は電話を切ると、



゙何でおばちゃんからなんだろう??″



゙健、具合悪いのかな…??″



不思議に思いながら、健の家に到着。



インターホンを押すと、おばちゃんが出て来た。



何だか目が赤い。



「りんちゃん。健は畳の部屋にいるから。」



畳の部屋……??



私は何だか嫌な予感を覚えながら、畳の部屋へ。






……………………え!?





目に入ったのは、布団に横たわる健の姿。



゙何でこんな所で寝てるの?″



近づくと、着物を来ているコトがわかった。



耳にも鼻にも、綿が詰めてある。



゙健………??何してるの?″



頭のどこかでは、わかっていた。



この状況が示しているのは一つしかない。



でも、認めたくない。



健の顔を触る。



冷たい……。





そう。




健は『死んで』いた。