みらいは、健のことを良く思っていなかった。現実的なみらいの目から見ると、けんは私のヒモでしかなかったからだ。


仕事をしても、続かない。


借金があるのに、ギャンブルをする。


お金がなくなると、私に言い寄ってくる。


それでも付き合い続ける私に、みらいは呆れていた。


そのころのみらいは、年上の彼氏がいて、私とは正反対の付き合いをしていた。


だからこそ、みらいは健のことを良く思えなかったのだ。


でも、私は健のことが好きでたまらなかった。


周りが見えなくなるほどに…