はぁ


なんでこういう時に会いたくないやつと会ってしまうのだろう。



「関係ないとかまたまた~。っま、仁がこうなってる理由といったら美桜ちゃんぐらいなんだろうけどね。」



そいつは余裕たっぷりの表情を浮かべて足を組みながらソファに座っている。

手なんか広げてるし。



「ったく……なんでここにいんだよ陽。」



すると陽がゆっくりとソファから立ち上がり俺の目の前で立ち止まった。



「そりゃ~当たり前。仁の余裕のない顔を見るために決まってんじゃん。」



そしてくるっと反対方向に回り窓の方に歩き出した。




「てっめ~~」




俺が陽に殴りかかろうとしたその瞬間













「な~んてね。」