美桜が言った後騒がしかった声が一気に静まり返った。


雰囲気に呑まれて俺も黙りこくってしまう。






「………違う……」







聞き覚えのある声が聞こえてきた。






「仁は……仁は………仁はぁぁぁぁぁぁぁ!!」






やばい!!


直感的に感じ取った俺はまたもや自然と勝手に体が動いていた。


そして






「……うそ……」






気が付いた時には俺の頬が熱くなっていた。