その時全校放送のチャイムが校内に鳴り響いた。 『生徒会から連絡します。』 「キャーーーー!!仁様だ!!仁様の声だよー」 奈都は悲鳴に似たような声であたしの耳元で叫びだした。 挙げ句の果てにはあたしの肩を激しく叩いてくるし。 興奮してるのはわかるんだけどさ…… もっとあたしを大事に扱ってよ。 そう思えるほど奈都の叩く力はかなり痛かった。