「それあたしのこと試してるんでしょ」 「さあ?」 その顔…ムカつく けど嫌いじゃない あたしは何もかも忘れて仁のほっぺにキスをした 柔らかくてにきびなんて縁のない仁のほっぺは悔しいほどきれいだった しかも近くで見る仁は一段とまたきれいな顔をしている その顔を見てるだけでみるみるうちに顔が赤くなる 「俺はこっちの方を期待してたんだけど…」 仁は人差し指を自分の口元に運ぶ