「急にどうしたの?今日の仁、変だよ?」 これ以上期待しちゃう自分に制御をかけた 沈黙の中でこんなことされるとさっきみたいに変に一人で悩んじゃうから 話してれば気が紛れるだろうし 「もしかして、熱でもあるんじゃないの?」 「……」 「シカトですか?」 「……」 「おーい」 あたしは仁の腕を叩きながら仁の反応を伺う でも結局微動だにしないから今どんな表情してるかすらもわかんないんだけどね