「ふーん。まあ美桜はそのファンクラブにいじめられることはないだろうな。俺がいるし。」 「なんで?」 そう言い切れるんだろ? とっくに殴られたっていうのに。 目もつけられているのに。 すると急に神尾仁があたしの手を掴んだ。 「ちょっ………」 あたしの腕は神尾仁に強く引っ張られる。 足元がふらつきその勢いで何かにぶつかり目の前が暗くなる。 ぶつかったのに全く痛くない。 ほんのりとした落ち着く暖かさが感じられる。 「うそ。」 神尾仁の腕があたしの背中を包む。 「この前は守れなくてごめん。」