「あほやったなぁ、って思ったら
自棄になって今度は貢がせる立場になろって考えた。
簡単に近寄ってくる男を簡単に捕まえて
簡単に棄ててたら、あたしの哀れさがより一層見えて
男もあたしもみんなアホやなって、もう自分なんなんやろって。
みんな最終的にキレて消えるねん。
アホやなぁって、あたしなんかに騙されて哀れやなぁってな。」
ケラケラ笑う顔に
あの日の果敢無い表情が浮かぶ。
「ノゾミは最高の鴨やった。
自営やし時間も融通きくし、金使いも良くて顔もタイプやったから楽やった。
やし、同時にムカついた。」
自棄になって今度は貢がせる立場になろって考えた。
簡単に近寄ってくる男を簡単に捕まえて
簡単に棄ててたら、あたしの哀れさがより一層見えて
男もあたしもみんなアホやなって、もう自分なんなんやろって。
みんな最終的にキレて消えるねん。
アホやなぁって、あたしなんかに騙されて哀れやなぁってな。」
ケラケラ笑う顔に
あの日の果敢無い表情が浮かぶ。
「ノゾミは最高の鴨やった。
自営やし時間も融通きくし、金使いも良くて顔もタイプやったから楽やった。
やし、同時にムカついた。」


