会う度に増える
彼女をきらびやかに装飾するブランド品。
何もわざわざ付けてこなくてもいいのに。
売るんでしょ?
いいよ、お金に変えたら。
ホシイモノは、本当はお金なんだよね。
その頃だったかな、
俺はいつも何かと荷物を持って待ち合わせに行くようになった。
やっとぎこちないなりに繋げるようになった彼女の手を
俺は荷物をわざとこしらえて
繋がなくなった。
そんな俺に気づいてか、彼女も高価なモノをねだるようになっていった。
悪循環、まさにそんな関係だった。
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