私と園原さんは廊下に出た


外はまだ暗い…


そういえば今は何時なんだろう…


時計…


紗那は何処にいるんだろう…



私達が廊下を歩いていると、前から柴谷が来た



「オマエ、大丈夫だったのか…」


「そうだけど…」



そういえば

私は何で保健室にいたんだろう…



「柴谷さん。あなたもご一緒していただいていいかしら?」


「え?あぁ、まだ何も知らないのか…」



柴谷は私を哀れな目で見た


聖羅や園原さんも私をそんな目で見ていたのかもしれない…


そう思ってならなかった