終われない夢




「どうだいお2人さん。あんまり進んでないみたいだけど?」


「澪、もうすぐ終わるよ。ちょっと待って…」



紗那達の手伝いもせずにただの監視役をこなして約5分後…



「はい澪、下書きやって」


「え?紗那がやるんじゃないの?」


「だって向こうやっちゃったんでしょ?だったらこっちのもやらなきゃ。違う絵になっちゃう」


「えぇーーーーーー」


「そんな嫌な顔しないで。サッサとやっちゃって」


「サッサって〜…」


「文字の所はやってあげるから」


「全部やって〜」


「もう澪!早く終わらせないとご飯食べれないよ!」


「…今何時?」


「7時58分」


「え〜そんな〜…」


「ハイハイ、頑張ろうね」



紗那はそう言って私にBの鉛筆とALR−OFの消しゴムを渡した



「ALR−OF…」


「あぁその消しゴム?」


「………」


「なんか言いなさいよ」


「……うん」


「……はぁ。さ、やるよ」


そんなこんなで2枚目が始まった