「じゃぁ私、トイレで着替えてくるね」



自分のバッグからさっさと制服を取り出してトイレに直行

柴谷なんかしらないし……


なんでかこのままだとダメな感じがして、

胸がいたむ…


この痛みは何?


誰かに聞いて欲しいのでもなくて、

誰かに知って欲しいのでもなくて……


なにかが変わろうとしてるのかもしれない…


変わりたくない…

どんなことがあっても…

今のままでいたい…


周りが変わってしまっても、


社長と紗那が死んでしまったとしても。


私は、

私だけは、


変わりたくない



もう、

なにも……