「この可愛いお嬢さんは君の彼女かね?」


「ちっ違いますよ!」



私は赤くなって言った



「なんでそうなるんです!」


「へぇー、そぉー。お2人さん、付き合ってないんだー…じゃあなんでここに?」


「意味が分からないです」


私はすねながら小声で言った



「……可愛いお嬢さん、私と一緒にお茶はいかがかね?」



警察官の人の声が気持ち悪い…



「だからっっ」



柴谷が飛び出しそうなのを押さえて、



「スミマセン、私達、本当にここに荷物を取りに来ただけなんです。どうか行かせて下さい…」



私は警察官の中を柴谷を引っ張って走り抜けて行った



「………」



止めはしなかったが、警察官の人は2人をじーっと見つめていた