「オイ神山、起きてるのか?」


「…しばたに?」


「何だよ」



ふてくされたような顔で柴谷がコッチを見てる…


なんか嫌だなー…



「…ふゎぁ…」



私は起き上がって小さなあくびを1つした



「「………」」



2人の間に沈黙が流れる…



「神山」


「何?」


「メシ食いに行くぞ」


「え?でもまだ皆起きてな…」


「じゃあ朝の散歩だ」



柴谷に腕を引かれて会議室から出る



「ちょっと待って」


「何だよ」


「着替えないと…」


「あぁ服か、じゃあ寮まで行くぞ」


「だから、柴谷達のは?」


「あるよ」


「着替えなくていいの?」


「ドコで着替えるんだよ」


「…そこらへん?」


「オマエ頭大丈夫か?」



あれ?

そういえば、

さっきまで私の事を「神山」って

読んでいてくれた?


不思議…