「ホンマに悪かったな…言い訳出来ることちゃうのも分かってる…けど頼れる所が何処にもなかったんや…」






「今日お前に殴られて目が覚めたわ…お前達が頑張ってるのに…また俺は自分を甘やかして同じ過ちを繰り返してしまったな…ホンマにスマン…」






「なぁ…どんな親やってもどんなに嫌や思っても俺と彩姉の親父はアンタしかおらんねんから…男やったら踏ん張ってくれよ…頼むわ…






今後、彩姉と母さんを泣かせるようなことがあったら今度は俺はアンタを許さへんから…それだけは覚えといて」






「…分かった…」






「それから彩姉から借りたお金は少しずつでもいいから…仕事早よ見つけて必ず返したってや」






「…分かった…」






「必ず踏ん張ってやる気見せてくれや…俺の親父やって思わせてくれよ…」






これからは彩姉じゃなく俺に連絡するように言って携帯の番号を教えた