二人は殴り合いになった 直ぐに貴志くんが駆け付けてくれて二人を止めてくれた 龍也はもう大丈夫やからお父さんと二人で少し話がしたいって言った 貴志くんは私を少し離れたベンチに座らせた 「貴志くんまで捲き込んでごめんね。でも助かったよ」 「俺で役に立つことがあるんやったらいつでも呼んで下さいよ」 「龍也と二人にして大丈夫やろか…」 「彩さん‥龍也さんは大丈夫。いくらキレても冷静だから。だからホンマは俺が来なくても大丈夫だと思ったんですけど‥彩さんが心配やったから」 「ありがとう…」