ある日
お母さんが残業で龍也と二人リビングでテレビを見ていた






トイレに行って戻って来たら






「彩姉携帯なってたで」






龍也にそう言われ携帯を開くと着信ありの文字






お父さんからだった






どうしようと思っているとまた携帯が鳴った





私が携帯を持ったまま取らずにいると






「姉ちゃんどうしたん?」






龍也が聞いてきた