貴志くんに家まで送って貰った
私の酔いは一気にさめていた
でも酔ったふりしたまま貴志くんに支えられたまま
「今日はありがとう。無理に付き合わせてしまってごめんね…気を付けて帰ってね…」
泣きたい気持ちを抑えて家に入った
キッチンでグラスに水を入れ一気に飲み干した
部屋に行こうとしたら龍也がきた
「彩姉お帰り。飲んで来たんか?」
「うん…貴志くんと…」
そう言うと勝手に涙が頬に伝った
「姉ちゃん…どした?何かあった?」
「ううん…何にもない…ただ…私…貴志くんのこと…好きになったみたい…」
龍也が驚いてる
「はは…可笑しいでしょう…8歳も年下の貴志くんを好きになるなんて…でも無理なのは分かってるから…貴志くんが相手にしないのちゃんと分かってるから…」
私は言うだけ言って自分の部屋に入った


