「俺…彩さんに出逢ってからずっと好きやったんです」
「タカ…お前はホンマにええ男やと思うで…けど彩姉は俺の大事なたった一人の姉や…年齢的にも付き合うとなれば結婚前提やないと無理やと思うし…」
「俺…ずっと彩さんを守っていきたいんです…」
「タカ…お前にそれだけの覚悟があるって言うんか…彩姉を傷つけることは俺が許さへん」
思わず俺は龍也さんに土下座した
「龍也さん…俺の気持ち分かって下さい…お願いします」
「なぁ…タカ…頭上げろや。彩姉には言ったんか…」
「いえ…彩さんに俺の気持ち伝える前に龍也さんに許しを貰ってからじゃないとって思って…」
「悪いことは言わへん…もう一度じっくり考えろや…21のお前にはどう考えても重すぎる…」


