「まおっ、帰るぞ」
「はーい」
「バイバイ、まお」
「バイバーイ」
大きく手を振って前田くんの後ろを走って追いかけて……
「まおって忙しそうだね」
「だな。
俺達も帰るか」
「うん」
自然と繋がれるあたしたちの手。
大きくて安心できる桐谷の手。
「前田くんってさー、まおのこと…」
「たぶんな…
でもまだ言わないんじゃないか?
樹だし」
「そっか」
たまに思う。
前田くんがまおを見つめるあの瞳。
まおの右側に立つ前田くん。
まだまだ小さな恋の芽がゆっくり成長しているみたい。
fin.
「はーい」
「バイバイ、まお」
「バイバーイ」
大きく手を振って前田くんの後ろを走って追いかけて……
「まおって忙しそうだね」
「だな。
俺達も帰るか」
「うん」
自然と繋がれるあたしたちの手。
大きくて安心できる桐谷の手。
「前田くんってさー、まおのこと…」
「たぶんな…
でもまだ言わないんじゃないか?
樹だし」
「そっか」
たまに思う。
前田くんがまおを見つめるあの瞳。
まおの右側に立つ前田くん。
まだまだ小さな恋の芽がゆっくり成長しているみたい。
fin.



