キラキラ☆サン ビーチ

日に焼けた小麦色の腕。

ちょっと寝癖で跳ねている髪の毛。

ゴツゴツした手。

以外と広そうな背中。


こんなにも桐谷が男らしいとは……



「ねぇ、桐谷?」


「何?」


「振り向かないで聞いてね」


お願いだから、そのまま聞いて。


「何で今さら告ったりしたの?」


中学の頃から割りと仲良くしていた男友達。


あたしを好きだったらならいつだって告白できたのに、どうして今さらだったんだろう。



「今がチャンスって思ったからかな?
他のやつに愛川を捕られたく無かったから」


「あっそう」



確かにイケメン彼氏を見つける予定だったけど……
マネージャーの仕事でムリだよ?


だから桐谷の心配って無意味じゃない?


「いつだって告白は出来たけど、俺がダメだったのかもな。

愛川に似合うような男になってから告白したかったし」


「それが昨日?」


「まぁな」