あたしの腕を掴んだ桐谷の腕の強さ。
バランスを崩した時に触れた桐谷の固い体。
知らなかった……
あんなにも、あんなにも……
桐谷が男っぽいだなんて。
今まで普通に接してきた男友達だったのが……
急に男に見えた。
近すぎて、今まで気付かなかった。
さっき桐谷が触れた唇をなぞってみた。
あんなに固い体だけど……
桐谷の唇は……
柔らかくて、温かかった。
「ヤバッ、どうしちゃったんだろ…」
あり得ない位ドキドキして、なんか体が動かない。
こんな気持ち初めて。
その時……
―――――― コンコンッ……
背中のドアを叩く音。
ただドアが叩かれただけなのに、体がビクッと反応した。
こんな時、誰が来たかなんてすぐに分かる。
『あいつ』しかいない。
バランスを崩した時に触れた桐谷の固い体。
知らなかった……
あんなにも、あんなにも……
桐谷が男っぽいだなんて。
今まで普通に接してきた男友達だったのが……
急に男に見えた。
近すぎて、今まで気付かなかった。
さっき桐谷が触れた唇をなぞってみた。
あんなに固い体だけど……
桐谷の唇は……
柔らかくて、温かかった。
「ヤバッ、どうしちゃったんだろ…」
あり得ない位ドキドキして、なんか体が動かない。
こんな気持ち初めて。
その時……
―――――― コンコンッ……
背中のドアを叩く音。
ただドアが叩かれただけなのに、体がビクッと反応した。
こんな時、誰が来たかなんてすぐに分かる。
『あいつ』しかいない。



