キラキラ☆サン ビーチ

ボールを持って走り出した。


このまま行けば簡単に点が入っちゃうんじゃない?



「イケー!!桐谷!」


でも、そんな簡単にはいかずに……


相手チームの1番背の高い選手が追い付いてしまった。



「愛川先輩、桐谷先輩をしっかり応援してください。
そうすれば“絶対”勝てますから」


相手チームの選手が桐谷に追い付いたとき、少し桐谷から視線をずらしてしまった。


せっかくの練習試合だ。


できればうちの学校に勝手ほしい。





「桐谷ー!!」


ただあたしは声を出すことしか出来ない。


でも、少しでも声が届いてくれたら嬉しいな……




「ガンバレー!!」