何か変なモノでも食べた?


今朝のご飯に『毒』でも入っていたのか!?


液体とかだったらバレなさそうだし……



「俺は普通だし…

もう、練習戻る」


お尻をバンパンって払い、風を切るように戻っていった。




「やっぱり何か変な桐谷」


この暑さだし、ちょっとおかしくなったのかな?


もしかして本当は具合が悪くてサボっていたのかな?



でも、顔とか赤くなかったし……


後で冷えピタ持っていこ。


あたしは桐谷の見えなくなってしまった背中を追いかけるように体育館へ急いだ。