「はぁ~・・・・」



ため息をつきながら外でお花の水やり。


何か・・・一気に力が抜けちゃった・・・。


仕事・・・やめよーかな・・・



「ッッ・・・芽依ッ!!!!」


「・・・ご主人・・・」



何でそんな息切らして走ってきたの・・・。


何しに来たの・・・



「何ですか、ごしゅじ・・・ッ」



強い腕が、私を包んだ。


振りほどけない・・・。


逃れられない・・・・。



「あれ・・・嘘だから・・・」


「・・・う・・・嘘ッ!??」


「あぁ・・・あんな事実ねぇから・・・信じて」


「・・・ほんと・・・??」



事実じゃないって・・・そ・・・だったの・・?


そんなの・・・分かんないじゃん。


どんだけ嘘上手いのよ、コウキくん。


私・・・嘘のために・・涙流したのよ・・・?



「本当ね・・・?」


「ああ・・・俺はそんなことぜってぇしねぇ。子供大好きだし」


「・・・信じていいよね・・・・」


「うん」



私も強く抱きしめた。


信じるよ、ユウキ。


私・・・ずっと・・・・。