「は・・・・・???」


「それはとても優しい方でした。しかし、その優しさ故に、騙されやすいとも言えるのです」


「騙され・・・???」


「ええ、それは・・・亡くなる3か月前のことでした」









雪が積もり、寒さが厳しい1月。


俺はベッドで身を縮め、眠っていた。



「起きて?コウキ」


「無理ぃ・・・寒ぃ」


「起きてよー・・・ユウキ兄さんも起きてるよ」


「あいつはまた朝から女とヤってんだろ?」


「////ッ・・・そ・・・だけど」



そういう言葉だしただけで顔が赤くなる。


すごい可愛い・・・。


「凜・・・」


「ん?」


「俺たちも・・・する?」


「はッ???///」


「だって、あのバカ兄貴が起きねぇと飯くぇねぇんだもん」


「・・・・/////」


「冗談だよッブフッ」


「ひどっ」



凜。


俺はお前だけだから・・・。


他の女なんてどうでもいいんだ。