ムッス~~~~ッ。


うわ~ぉ。機嫌悪そう。


そりゃ、私が神谷さん怒らしてしまったのだから。


無理ないか。



「何ですか、芽衣さん」


「あの・・・さっきはごめんなさい。私、何にも考えてなくて」


「何も考えてないのは知ってます」



イラッ。


じゃなくて!とりあえず・・・



「今日の夜、私ユウキの部屋行っていいですか!」


「ユウキ様の承諾があるのならば」


「ありがとうございます」



ふふふふ・・・。


こうやって言っておいて、安心させるのよ!


ユウキの部屋で私は神谷さんの行動を見張ってるわ♪


ユウキもこのことは承諾してもらってるし♪


どこまで奥手なのか見せてもらおーじゃない♪


ほほ!楽しみだわ~~~!



にやけている私を気色悪いといわんばかりに神谷さんは眺めていた。


もちろん、私は気づかずに廊下をスキップしてユウキの部屋に向かう。


メイド・・・姿で。