「本当に申し訳ないと思っているのか?」


「もちろんって・・・あぁ!バイトッ」



時計の針が午後3時を指している。


コンビニのバイトがぁぁ・・・・。



「バイト・・・・?」


「あ、はい。私、生活苦しいもので・・」


「ふぅん・・・そうかそうか」



ユウキくんの笑みは怪しくなる。



「お前、この腕の傷の償いしてくれるか?」


「は?」


「今日から俺の家のメイドになれ。それが償いだ」


「や!私、お金に困って・・・」


「1か月100万で雇ってやるが?」


「やります!」



1か月100万なんて、夢のようなバイトがあったのね!


私がこんなに喜んでいる背景で


あ~んなことが考えられているとは・・・。



「何でもやりますね♪」


「何でも・・・・ね」


「へ・・・・?」



思いもしなかったのでした。