私はそそくさと着替えた。



「ど・・・どうですか?」


「ん。似合ってる」



胸のドキドキが止まらないッ!!!


そんな可愛い顔の人に真剣に言われるとヤバいッ!



「じゃあ、どこ行く?」


「え・・・・?私が決めていいの!?」


「あぁ。あんまり行かないんだろ?そういうところ」


「うんッ・・・えと・・・水族館?」


「あ?んなもん、家にあるよ」


「嘘ッ!家にあるの!?」


「あぁ。・・・行くか?よければだけど」


「うんッ」



家に水族館があるなんて・・・


さすがっていうかやっぱりっていうか・・・。


そんな事考えてると


自然とユウキくんの手が私の手を握った。



「!!!」


「てめぇ、すぐ迷うから」



すこしだけ、身長の小さいユウキくん。


だけど、今だけは・・・


すごく大きく思えるよ。