私は5つのアルバイトを兼用していた。


駅の清掃、コンビニ、弁当屋、本屋、ファーストフード店。


そして不況の影響で、弁当屋と本屋をクビにされ・・・。


我が家の生活は益々クビしくなりつつあるのでした。



「はぁ・・・どうしよ・・・」



ため息をつき、家までとぼとぼと徒歩で帰る。


家まであと20分くらい。



「新しいアルバイト探さないと・・・」



そして私が細い路地に曲がろうとしたときだった。


『パッパーーーーーッ』


「へ!?」



前から信号無視で来た車にクラクションを鳴らされる。


嘘!!!私、死ぬの・・・・・!?



「大丈夫ですか・・・!?」



へ・・・・?


車の運転手が降りてくる。


私は・・・大丈夫・・?


でも、何か体が重・・・・・



「!!!???」



私の体にキズだらけの子が覆い被さっていた。