「神谷さ~~~~んッ!!」


「どうかしましたか?」



もうメイド生活も1か月が経ち、


少しずつ仕事にも慣れてきたある日。



「ユウキくんが起きてこないんですッ」


「では、起こしてきていただけないですか?」


「あ、はい」



ったく、一体何時まで寝てるんだ~?


もう9時だっていうのにぃ・・・。


小走りでユウキくんの部屋に向かった。


ユウキくんの部屋は指紋認証で入ることができる。


私も実は入ることができるんだ。


『ピピッ、指紋認証できました』



「さ~ご主人様起き・・・・」



私はユウキくんの部屋の重い扉を開けた・・・・


瞬間。



「・・・きゃあッ・・・ダメッです・・」


「うるせぇ。朝から大声出すな。低血圧なんだよ」


「でもッ・・・キャアアア!」



・・・・・・・キャアアア??


何が起こってるかさっぱり分からない。


ただ、ユウキくんのベッドが激しく揺れている・・・。