「クスクス。毎日、楽しそうですねぇ」
「楽しいか!!これが!?そうだとしたらあんたの目は節穴だ」
私は神谷さんと共にロビーを掃除。
最近のラブラブっぷりは、お手伝いさんにはささっと広まり・・・。
みなさんにすごーい、微笑ましい目で見られています。
「まったく、毎日毎日ベタベタされてるんですからね!」
と、窓をぞうきんで拭きながら言ってみた。
「嬉しいくせに~。顔がにやけていますよ」
「どこがじゃ!!むしろ眉の間に皺ができてるわ!」
神谷さん、もうやめてくれ。
あいつがあんな性格なのは元からだけどさ。
さすがに、少しだけウザくなるわ。
・・・嬉しいけど・・・(どっちだ)。
いやっ!嬉しいんだけどね・・・。
限度があるじゃん!?
悶々と考えながら、窓をゴッシゴシ拭き続ける。
「・・・面白いですね、本当」
そのときの私の表情は、神谷さんしか知らない。

