「はぁぁぁぁぁ!?」


「だから、本当すまないと思っているッ!」


「あのですね、店長!私にも生活がかかっておりまして!」



私はそう言いながら店長のエプロンを引っ張り半泣きで怒る。



「それは、私も同じなんだよ・・・不況の影響で」


「そんなぁ・・・」


「ごめんね?芽依ちゃん」



そして店長に事務室において行かれる私。


地べたに膝から落ち、愕然とする。


この大不況の中


私の大切な生活源であったアルバイトを一つクビにされた。


そんな私の名前は宮藤芽依。高校3年生。


私の家は貧乏。そりゃ、生きていくのもギリギリだけど。


高校卒業前に、せめて家族にお金を残してあげたい。


私は卒業後は、就職しようと思ってるし、一人暮らしもしようと思っている。


だったのに!!!!!!



「ンもぉ!!!!世の中のバカヤローーーッ!」