どうせ悪口を言われるなら自分が傍にいて守ってあげようと思った



だけど



立場的に、1人をひいきするわけにもいかず、気持ちを抑えるようにしてたんだって



そんな時に1人、陰で泣いている美貴を見たらしい



それを見た瞬間、雅樹さんは胸が痛んで自分が情けなくなったんだって




美貴に自分から話かけてみても、嬉しそうに微笑む美貴を意識し過ぎちゃって、話が続けられなかったらしい




寄ってくる人もだんだんしつこくなって、美貴と話せなくなっていったんだって



今日、卒業しちゃう美貴になんとか気持ちつたえようとしてたらしい


だけど、なにもできないまま時間だけがすぎて、もう駄目なんじゃないかって落ち込んでた所だったんだって