危険な執事





「行ってきまぁす♪」




サンダルを履いて、気分るんるんで家を出たあたし。







「お待ちください」





その背中に声をかけたのは、やっぱり執事である岸田さん。







「やっぱ…ついてこなきゃいけないんだよね?」








そう聞くと、岸田さんはにっこり。





「執事ですから」