君を愛してる 〜だから死にたい〜

 今でも部屋の窓から貴方の部屋を眺めていると

 『砂稀?』

 って聞こえてきそうな気がして、しばらく立ち尽くしてしまう時があります。

 いつもこの子の為にも強くありたいと思い頑張っています……でも、貴方の眠るこの場所に来るとやっぱりちょっと弱音をはいてしまいたくなるんです――

 どうして……

 どうして私達を置いて行ってしまったんですか?

 いつか別れが来る事はわかっていたはずなのに、拭い去る事の出来ない思いがあります……