君を愛してる 〜だから死にたい〜

 セックスにより愛を探した俺が見つけた愛は、セックスとは掛け離れた場所にあったから――

 もちろん健全な少年の俺、セックスをしたくないわけではないが、それだけでもなかった。

 ただ砂稀が愛しかった――

 「じゃあクリスマスは私の家でパーティーしましょうね」

 「了解!」

 「美希ちゃんも是非って伝えておいて下さい」

 「美希も?」

 「ええ、もちろんです」

 美希と砂稀は何度か顔を合わせているうちにいつの間にか仲良くなっていた。