なんで…… なんでなんで… なんでなの? 神様…… なんで私の記憶だけがないの?? 教えてよ… 誰かぁ… フサッ…… 『君の名前は?』 私の頭をなぜながら、湊が名前を聞いてきた。 『杏!!伊藤杏!!思い出した!?』