声が震えているのが、自分でもわかった。 本当は、 湊は私の事忘れていると思っている。 だって… 真剣な事で、茜さんが嘘つくはずないから…… 『杏……』 『湊に会いましょうよ。話はそれからです』 そういい… ガチャッ… 私は、 湊の病室に入るドアを開けた。