「今は、こんなところに住んでらしたのですね!」 そう言ってピーターは興味津々で私の家を見つめ出した 「やはり、アリスの好みと違いますね。 この家の建築年数は低いし、それにこの壁の塗装にアメリカ産を使ってますし。」 ピーターはブツブツと文句を言い出した 私の家はかなり裕福であり、何にも不自由しない家柄だった 「アリス、やはりこの家はダメです! ハートの女王様の城に住めばいいじゃないですか。 あそこなら塗装もイタリア産を使っている。」 うんうんとピーターは勝手に頷く