それを合図にしたかのように、芽依美につながっていた機械から【ピー】と哀しげな音が流れた。 11月27日 午前2時48分 この瞬間、芽依美はかえらぬ人となった。 私は、そっと芽依美の顔に手をやる。 まだ、ほんのり温かかった。 「芽依美…よく、頑張ったね」 それだけ、呟いた。