俺はすぐに親父の携帯に連絡を入れた。




「…あっ。もしもし!!」




「なんだ。結城か。どうした。」




「大変なことになったっ!」




「…なにかあったのか…?」




「姫と陸が…事故ったって
…警察から電話が来て…」




「…2人は今どこにいるんだ…?」




「…中央病院…」




「…生きているんだろうな…」




「わからねぇ…」




「お前は今どこにいるんだ。」




「まだ家。いまから、病院に。」




「俺は母さんに連絡を入れてから
向かうから、お前は遼平と美玲に
連絡を入れて病院に来てもらえ。」




「わかった…。」




「じゃあな。」




ぷつっ――――――――